日本体育・スポーツ経営学会

刊行物情報

• 著者：日本体育・スポーツ経営学会／編
• 出版社名：大修館書店
• 発行年月：2002年12月
• ISBNコード：4-469-26511-x
• 販売価格：1,600円（税抜き）

ご挨拶

第Ⅰ部　総合型地域スポーツクラブの基礎的理論

第１章 総合型地域スポーツクラブと我が国のスポーツシステム

1. 21世紀型スポーツシステムと総合型地域スポーツクラブ
2. 民間スポーツ・フィットネスクラブの役割と共存
3. 学校体育、既存のスポーツ団体との関係
4. 都道府県・市区町村におけるスポーツ振興計画のあり方
5. 自立した住民をどのように育て、どう組織するか
6. まとめにかえて

第２章　総合型地域スポーツクラブの実像と虚像

1. 総合型地域スポーツクラブは「新規」の施策か
2. 総合型地域スポーツクラブが求められる社会的背景
3. 総合型地域スポーツクラブの考え方
4. 総合型地域スポーツクラブの基盤
5. 総合型地域スポーツクラブ育成とその誤解

第３章　地域社会におけるスポーツ組織・団体間の新しい関係作り

1. クラブづくりの過程とクラブ運営におけるコンフリクト・マネジメント
2. イノベーション採用・定着過程におけるコンフリクトの意義
3. コンフリクトをいかにつくり、そして乗り越えられるか
4. 既存組織・団体と総合型地域スポーツクラブの関係をどのように構想したらよいのか

第４章　住民主導型クラブの形成とその支援

1. 「運動」としてのクラブ組織化
2. クラブ組織化に向けた支援

第５章　総合型地域スポーツクラブの経営―自主運営をめざして－

1. 自主運営のための組織と事業
2. 総合型クラブの経営と資源調達

第６章　総合型地域スポーツクラブと学校開放

1. 総合型地域スポーツクラブづくりにおける「校区」の意味
2. 学校開放の現実的意味
3. 学校開放の現実と課題
4. 学校開放の新しい展開―総合型地域スポーツクラブへ－
5. おわりに

第７章　体育行政システムのあり方と期待される役割

1. 求められるスポーツ行政の転換
2. 地方分権・住民自治と総合型地域スポーツクラブ
3. 総合型地域スポーツクラブに必要な地域スポーツ資源
4. 生涯スポーツの振興における体育・スポーツ行政の役割
5. 行政システムはどのように変らなければならないのか

第８章　総合型地域スポーツクラブの育成と学校体育の改革

1. はじめに－一人ひとりが豊かな環境創造に参加する時代へ－
2. 生涯スポーツの発展を支える学校体育の意義
3. 求められる部活動改革
4. 部活動改革の方向性
5. 部活動における生徒自治とは何か、 またそれをどう具現化するか
6. おわりに－学校教師もクラブ会員に－

第Ⅱ部　ケースから学ぶ総合型地域スポーツクラブの育成方法

第９章　ケーススタディ（１）クラブづくりのプロセスに学ぶ
［ふくのスポーツクラブ］

1. はじめに
2. 地域特性とスポーツ振興の経緯
3. 「福野町スポーツクラブ連合」の設立
4. 総合型「ふくのスポーツクラブ」への発展
5. 「NPO法人ふくのスポーツクラブ」の誕生
6. クラブのこれまでとこれから

第１０章　ケーススタディ（２）クラブスタッフの活動意欲を高める事業創造
［岸和田市山直スポーツクラブ］

1. はじめに
2. 山直スポーツクラブの創設過程
3. クラブアイデンティティを高める事業創造
4. おわりに

第１１章　ケーススタディ（３）クラブを根づかせるマネジメント
［戸畑コミスポ（大谷コミュニティスポーツクラブ）］

1. はじめに
2. 設立の経緯
3. 大谷コミスポの定着と運営上の転換期
4. 会員によるクラブ評価－会員のアンケート調査の結果より
5. クラブ定着のためのマネジメント－大谷コミスポから学ぶこと－
6. 大谷コミスポの今後の課題

第１２章　ケーススタディ（４）クラブハウスを確保することの意味

1. 拠点としてのクラブハウスの役割
2. クラブハウスの現状と意義
3. クラブハウスを確保するまでのプロセスと取り組み
4. クラブハウスの整備にかかわる助成金制度の活用
5. おわりに－マイ・クラブハウス確保に向けて

第１３章　先進事例に学ぶ－総合型地域スポーツの暫定的評価－

1. 現状での成果と問題点
2. 地域スポーツクラブが大きく育つための条件

資料

1. 総合型地域スポーツクラブモデル図（文部省）
2. 文部科学省　総合型地域スポーツクラブ育成モデル事業
3. スポーツ振興基本計画（抜粋）
4. 運動部・スポーツクラブの加入率
5. 既設総合型地域スポーツクラブの問題点と課題
6. 学校体育施設開放事業の推進について（文部事務次官からの通知）